義経記 41 大津次郎の事 此処に憂き事ぞ出で来たる。 天に口なし、人を以て言はせよと誰披露するとしも無けれ共、判官山伏になりて、其の勢十余人にて、都を出で給ふと聞こえしかば、大津の領主山科左衛門、園城寺の法師を語らひて、城郭を構へて